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TE-BA-SA-KI

合格発表



守山 今日はとうとう国立はにわ大学の合格発表の日か・・・・
   ああ、自分で見に行くのが怖い。こういうとき誰か見に行ってくれれば・・・
中村 はい、ええと守山君でしょ。BR-229、うん不合格だ。お疲れさん。
守山 やっぱり不合格だったか・・・ くそう、あれだけ頑張ったのに・・・・
   ってお前、人の大切な瞬間をあっさり切り捨てやがって何様のつもりだ!
中村 自分で「誰か見に行ってくれないかな。」って言っておいてそちらこそ何様ですか。
守山 じゃかぁしいわ!そもそもどう見ても大学の教員でも受験生でもないのにここにいるだなんて何者だ!
中村 申し遅れました。私、「しょうしんしょうめいの旅行社」受験生部門の中村と申します。名刺どうぞ。
守山 正真正銘の旅行社?そこまで強調しなくてもいいと思うんだけど。(名刺を見る)
   「傷心証明」かよ!どう考えてもプラス方向の旅行プランが考えられねえよ!
中村 何をおっしゃるか。人には色々な「傷心」の場面が起きるものです。そんなときに逆にそういう方向を
   ひたすら続けることによっていわゆるショック療法的なものを狙った旅行プランを取り揃えているんですよ。
守山 本当にそんなことやって大丈夫なのかよ。そういうので逆に追い詰められる人だっているんじゃないのか?
中村 そこの辺りも大丈夫です。精神科のお医者様方の完全なバックアップがついております。
守山 なら安全かもしれないな。精神科がOK出したプランなら十分信頼できそうだ。
中村 もしプラン内容の影響で精神崩壊を起こしたときのみ精神科に行けるようにしてあります。
守山 壊れる前提でのバックアップかよ!プラン内容をちゃんと吟味しろよ!
中村 そこで壊れる程度の人間だったらそれから生きていくのが辛いでしょうし、むしろここで壊れた方が幸せだと思いますよ。
守山 笑顔でそういうことを言うな! ん、そういえば受験生部門ってことは俺でも狙いにきたのかい?絶対行かないぞ!
中村 そういうことなのですよ。そういう方でさえも行きたくなる様々なプランご用意しております。
      例えば、「有名人のお宅訪問ツアー」などは特に人気があるのですが。
守山 そうだろうねえ、特に傷心をえぐられる心配もなさそうだし、値段次第では行ってみたいかなあ。どこに行くの?
中村 えー、大リーガーのイチロー選手・坂上二郎さん・北島三郎さん・伊東四郎さん・野口五郎さん と周っていきます。
守山 地味にえぐいわ!イチローの時点でしんどいのにそれをひたすら続けるか!
中村 このプランには追加プランがありまして、その後1日追加すると、ろくろ回し体験・七輪を作ってみよう・
   八浪した田中さんへのインタビューと、さんざ苦労して集めたラインナップが・・・
守山 そこまで無理して揃えようとしなくていいし、最後うまいこと言おうとしてできてないじゃねえか!絶対追加しねえ!
   これが人気プランってことは他はたいしたものないんだろ?帰らせてもらうよ。
中村 ならば取って置きのプランでもご紹介いたしましょうか。
   このプラン聞いた男性の方は確実に来るようになると思うのですが。
守山 ほほう、自信満々じゃないか。その取って置きでも聞かせてもらおうじゃないか。
中村 「白の世界を滑り落ちろ!限界スキーツアー」でございます。このプランの内容としましては・・・
守山 (さえぎって)受験生に言っちゃいけない言葉TOP5にランクインしそうな単語が2個くらい聞こえるんだけど!?
   絶対にこんなので契約するやついねえよ。こんなもの最後まで聞く必要が・・・
中村 (さえぎって)聞いたほうがいいと思いますよ?実は温泉旅館への宿泊があるのですが、そこがこんよ・・・
守山 混浴!? って実は女性がまったく来ないってオチじゃ無いだろうな。
中村 ええと、すばらしいお料理とかもありますし・・・
守山 図星か!さらっと流すなよおい!恥ずかしいこと言わせやがって!
中村 あと、宴会場でお笑いショーなんかもありますよ。厳選に厳選を重ねてすべる芸人をそろえました。
守山 ここでもすべりにこだわるか!しつこいからいいよ、やめだやめ!
   絶対に行かないからもうこれ以上話をしないでくれ。お疲れさん!
中村 ところで、あなたとの契約が成功すると通産1000人目になるので旅行のほうも特別セットでご用意できるのですが。
守山 それを先に言ってくれよ!どうせやることも無いしそれなら行こうかなあ。ところで特別って何があるの?
中村 ええとですね、料金は半額になりますし、最高のバスをご用意できます。
   リクライニングシートで3席独立シート、防音もばっちりでカラオケも楽しめます。もちろん冷暖房もしっかり効きますしね。
   あと、いつでも七輪と石炭は用意してあるので人生最後の旅行として選ぶのもまた一興かと。
守山 防音ばっちりをそこで生かすな!カラオケできようが絶対に盛り上がらないだろうが!
中村 追加プランの七輪作成で作ったマイ七輪で最後を迎える人も多いですね。やはり自分で作ると愛着がわくようで。
守山 そんなところで七輪使うなよ!わかった、絶対行かないからもう消えろ!
中村 消えろとかそんな・・・(ちゃーん ちゃーらーらーらーちゃーらーらーらー)
   はい、もしもし。え、ええ、え!はい、はい・・・
守山 着メロは「着信アリ」のテーマってますます不吉じゃないか! とにかくもういいから、絶対結ばないからな!
中村 ・・・いや、もう結んでもらわなくていいですよ。私、会社の方落とされましたし。
守山 また落ちるとか言う・・っていうかクビだよな。まぁお疲れさん。お互いしんどそうだけど・・・
中村 よし、じゃあ一緒に死にましょう。七輪も石炭も十分用意してありますしね。
守山 俺はまだ希望を持って生きるんだ!お前なんかと心中なんか真っ平・・・
中村 いいじゃないですか、ここに落ちた以上家に帰りづらいでしょう。帰らなくてもいいように・・・
守山 だからそういう怖いセリフを笑顔で言うんじゃねえよ! あれ、ひょっとして同じ高校の中川・・?
   おい中川!助けてくれ、殺される!合格とか喜んでるのはわかるけどこっち助けてくれよ!・・・え?

   俺の番号も合格にあっただとぉ!?

   ・・・どうしてくれるんだ、おい。さんざ人のこと落ち込ませやがって。お前がそもそも・・・
中村 見落としがあった、ていうオチのようですね。てへ☆
守山 谷底に突き落とすぞ! ・・・まあ、確かに見に行かなかった俺も悪いんだけどさ。
   クビになったみたいだけど腐らずに頑張ってくれ。それじゃ。
中村 じゃあ2人のために合格記念旅行プランのほうをご紹介・・・
守山 消えろ!















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頚椎デザイナー

高級料理



犬尾:あー、お腹空いたな。

疲労:俺もだ俺も。こういうときは限りなく細長いパンを食べるに限るよな?

犬尾:そんな棒みたいなパンが好きなのはおまえくらいだよ!
      あーあ、こんな俺たちには高級料理なんて夢のまた夢だ。

疲労:いや、さらにそのまた夢だ。モグモグ。

犬尾:そんなこと言うなよ、っておまえなんだよその細長いパン!

疲労:何言ってんだよ、いつも背中に差してあるだろ。

犬尾:刀かよ!

疲労:いざというときはそうなるけどね。

犬尾:当たっちゃった!

疲労:おまえはどうか知らないけど、俺は高級料理食ったことあるんだぜ?

犬尾:嘘に決まってる!そんな珍妙なパンを持ち歩く男が高級料理食えるわけがない。

疲労:じゃあ俺がおまえに高級料理の雰囲気を体験させてやるよ。おまえは客だ。

犬尾:よくわからないがそうさせてもらうよ。

疲労:いいか、想像しろ、ここは高級料理店の一室。
      部屋の中央にズラーッと並んだおいしそうな料理の数々・・・。

犬尾:ゴクリ。

疲労:・・・それらは料理長が丹精込めて作った珠玉の料理、
      あっ料理長っていうのはヒゲがそうだなー仙人みたいに長くて、
      そして鼻は普通かな。
      趣味がああ見えてジャズらしいんだ。それで奥さんがこれまた・・・。

犬尾:料理長のイメージ固めてどうすんだよ!料理の方に焦点を合わせて!

疲労:じゃあ部屋に戻るよ。まず君の前に差し出されたのは一本の・・・ヤリ。

犬尾:ゴク、ん?ヤリ?

疲労:そしてバッファローが部屋内に放たれる!さあ闘え!

犬尾:さあ闘え!って言われてもわからねぇよ!ねぇルール何?倒せばいいの?

疲労:1品目は「バッファローの踊り食い」でございます。

犬尾:無理!絶対無理!それに調理してないよね?

疲労:どうしても君が無理っていうならそういうときのために料理長が
      スタンバイしております。ちなみに対バッファロー戦績は19戦2勝17敗。

犬尾:料理長負け越してんじゃねーか!早く猛牛を引っ込めろ!
      こんな危険な料理出すな!

疲労:わかった。バッファローは退場させる。じゃあ次の料理。
      次は、「料理長のこっそりサラダ」です。

犬尾:こっそり?あまり料理名で聞かないな・・・。

疲労:これは料理長があまりに野菜嫌いなために家で朝食に出た
      サラダをこっそり残して職場に持ってきちゃったやつです。

犬尾:残飯処理か!おそらくいい年してなんだよ好き嫌いって料理長!
      ってさっきから料理に料理長関わってない!!

疲労:これも食べませんか。じゃあもうデザートになりますよ。
      はい、「拾った餅」です。

犬尾:はあ、これがその「拾った餅」ですか・・・表面は硬いんですねぇ。
      まるで数日野ざらしにしていたような硬さ、それでいて中も硬い・・・ってコラ!!
      料理名に「拾った」と名のつくものは出すな!そして料理長少しは料理しろ!

疲労:じゃあ名前変えます。「餅from墓場」です。どうぞ。

犬尾:ふむふむ・・・どことなく先祖の面影がこの部分に・・・
      はっこれはおばあちゃん!ってこんな再会させるな!あと墓場から餅を盗ってくるな!
      そして料理長料理しろ!

疲労:料理長はバッファローの世話で料理する暇なしです。

犬尾:それじゃあもうバッファロー農家になれ!
      こんなまともに食えない料理だらけでどこが高級料理店なんだ?
      口から苦情しか出ない。

疲労:おや、お気に召しませんでしたか?

犬尾:もちろん。部屋にバッファローが突撃してきたり残飯処理させられたり
      墓場から拾ってきた餅食わされそうになったり・・・ひとつもいいことない!

疲労:そういうお客様のためにそちらのヤリは料理長も突けるようになっております。

犬尾:そんなの兼ねちゃってるのかよ!客が本当に突いちゃったらどうするんだよ?

疲労:補足しておくと料理長の対ヤリを持った客、戦績は36戦無敗です。

犬尾:客に強い!料理しないで客に強いってもう用心棒だな。

疲労:突いた?もう突いた?

犬尾:そんな簡単に人は突くもんじゃねーよ!いいよ料理長は突かないよ。

疲労:じゃあ返して、俺の細長いパン。

犬尾:便利なパンだこと!










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お母さん&コムシコムサズ

鬼ヶ島に進路を取れ



生徒:お前もいろいろと相談に乗ってくれてありがとう。俺、進路先決めたよ。

先生:うん、お前とかっていってるけど俺、先生だから。言葉遣いを改めるように。

生徒:俺、やっぱり昔からの夢を追いかけることにしました。

先生:うん、月並みだけどそれが一番いいんじゃないか。

生徒:だから、鬼ヶ島専門学校に進学します。

先生:あー、はいはい。そんな冗談はいいから、早く言え。

生徒:冗談じゃないです!小さい頃からなりたかったものはなんだっただろう?って考えて・・。
   そこで桃太郎だと。一発当てれば金銀財宝ザックザクの世界ですし。

先生:・・なあ、お前ももう18なんだぞ?いいかげんに自分の将来や生き方に真剣になったらどうなんだ?

生徒:そんなこと言わないで、ちょっと話を聞いてくださいよ!ちゃんとした学校なんですから!

先生:先生は、お前がふざけて言ってるようにしか聞こえないんだが。

生徒:鬼を討伐したときに手に入れた金銀財宝と鬼ヶ島を使って、桃太郎が自分の後継者を育てるために
   作ったのが鬼ヶ島専門学校なんですよ!

先生:お前、いいかげんにしろよ。

生徒:鬼は本当にいるんですよ!島のみやげもの屋に、金棒とか鬼からしとか節分用の特製「鬼豆」とかを製造して卸す仕事してるんですって!

先生:なんでそこまでして先生をからかいたいんだ!そんな話、信じられるわけがないだろう!

生徒:本当ですって!いまは鬼の数がいないから、一人一本しかもってない金棒でさえ売って生活してますけど・・。
   あいつら、いつかお金貯めて、頭数そろえて、また反乱起こす気なんですよ!

先生:(・・・。今度、こいつの家に家庭訪問に行かなきゃならんな・・。)

生徒:俺、小さいときにフルーツバスケットに入れられて捨てられて・・。
   そこをいまのじいちゃんばあちゃんに拾われて育ててくれて・・。

先生:先生もお前に両親がいないってことは知ってるけどな、さすがにその話は苦しいと自分でも思うだろう。

生徒:本当ですって!昔、じいちゃんに教えてもらったんですよ!酒の席で!

先生:本当に言ってたとしても、酒の席でのことなんか信用するなよ!

生徒:「あの日、果物の中からお前が出てきたようじゃった。お前はまるで桃太郎みたいなやつだ!
    将来、桃太郎になれ!」って言ってくれてるんですよ!酒の席で!

先生:だからそれは酔っぱらって適当なこと言ってるだけだろ!まったくお前は・・。
   もういい!保護者の承諾も得てあるんなら、もうお前の好きなようにしろ!

生徒:本当ですか!それなら早速この入学願書に先生の名前を・・。

先生:とかいいながら、闇金融の契約書に俺名義でサインさせようとするんじゃない!

生徒:お願いします!うちはふたりの年金だけが生活の頼りなんです!
   だけど、この名刀・白桃だけは質に入れるわけにはいかないんです!

先生:とりあえずそのペーパーナイフで俺の指を切って血判を押させようとするのはやめてくれ!
   お前の嘘のために闇金でお金なんて借りられないから!
  
生徒:だからもう!なんで嘘だと決めつけるんですか!ちゃんと資料もありますから、見てくださいよ!

先生:資料って、なんだ、あれは?

生徒:金棒です。持ってくるの苦労したんですよ。

先生:・・本当に本物?

生徒:本物ですよ!メモリースティックになってて、USBケーブルでパソコンに繋いで見るんですよ。
   ちなみに、トゲを抜いたら鬼ヶ島専門学校オリジナルはんこになるんですって!

先生:まさか・・。いや、でもさすがにシャレであんなものは作れないし・・。オプションの話はおいといて・・。

生徒:あと、これも見てください!体験入学に10回行った人しかもらえない鬼のパンツ!

先生:いや、これはドンキにでも売ってそうだし・・ってお前、裸になってまで見せなくていい!

生徒:そしてこの全身に押したはんこ!見えないところにこだわるのが、江戸っ子の「粋」でしょ!

先生:また話をこんがらせるなよ!でも、もうお調子も終わりだな。今のいいかげんな一言でやっぱり冗談だって思い直せたよ。

生徒:何回言ったら分かってくれるんですか!冗談じゃなく、僕は心から粋ってかっこいいって思っていて、
   だから僕は粋な桃太郎になりたいと真剣に思ってるんですよ!

先生:はいはい。じゃあついでにその粋な桃太郎ってどんなのかっていうお話も聞こうか?

生徒:まず、川から流れてくるときに「てやんでぃ、てめぇこんな冷てぇ川を流れてられっか!」って啖呵を切りながら流れてきて

先生:へえー。それで?

生徒:そして、夏場は宵越しのきびだんごは持たないんですよ!

先生:あーそう。宵越しの銭は持たないみたいなね。夏場は痛むしね。

生徒:鬼ヶ島に乗り込むときも、いなせな「め組」の火消しに習って「も組」の旗を掲げていきます!

先生:いいねー。面白いねー「も組」だって。あっはっはー。

生徒:決戦のときも、鬼の出城の屋根に上ったときに屋根のステッペンからオッコチて、あばら骨をオッペショるんですよ!

先生:すごいじゃん。よく下町言葉を知ってるねー。あ、もういいでしょ?まだまだ二者面談が残ってるんだから早く出ていって。

生徒:わかりましたよ!志望校を変えればいいんでしょ!じゃあ僕、ハウシドードー専門学校に行きますよ!

先生:今度は金太郎ねえ・・。聞こえなかった?まだ後が詰まってるんだから、早く出ていけって。

生徒:出ていきません!これは僕の将来がかかった話し合いなんですよ!?

先生:そんなこと言ったって、そもそもお前は今年も留年だから。


















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キョードーホーム

初デート



健太郎:まだかな・・・・ 遅いな、待ちくたびれた・・・・
    せっかく今日は、出会い系サイトで知り合った彼女のレイコちゃんと初対面ということで
    楽しみにしてるのになぁ・・・・
   (ヒュー・・・・・ドロドロドロ・・・)

健太郎:ん、何だこの物音と気配は・・・って、お、お、お、お化けだーーーーっ!! 幽霊だーーーっ!
    な、なんでこんなところに幽霊がいるんだ、怖いって!! や、やめてくれーーーーっ!!

幽霊:こんにちは・・・・ あなたが、健太郎さんですか? 私はレイコという者ですが・・・・

健太郎:・・・え、えーっ!? レイコさん!? あ、あの出会い系サイトで知り合ったレイコさん!?

幽霊(以下レイコ):はい、私の名前は、霊の子供と書いて「霊子」でございます。どうもはじめまして・・・
    今日は初めてのデートということで、もう胸がドキドキして死んでしまいそうなぐらいです・・・

健太郎:いや、どこからどう見てもレイコさんもう死んでるじゃないですか! 幽霊じゃないですか!
    空中に浮いてるし、全身白装束だし、足は無いし!
    ・・・・申し訳ないですけどもう帰ります! 怖いですから!

レイコ:えっ、そ、そんな! なんで帰ってしまうんですか・・・・
    健太郎さんとは今日までずっと、あれだけ楽しくメールのやりとりをしてたのに・・・・
    やっと彼氏ができたと思って、もう私はこのデートの日を楽しみにしてたのに、
    私が幽霊だというだけで帰ってしまうなんて・・・なんでなの・・・・・
    こんなの差別よ・・・許せない・・・・う〜〜ら〜〜め〜〜し〜〜や〜〜〜〜〜

健太郎:俺を呪うなーーーっ!! も、もう分かったから、デートに行こう! 行けばいいんですよね!
    じゃとりあえず、食事にでも行こうか・・・・

レイコ:じゃ行きましょう! よかった・・・・
    こうやってあなたとデートができるなんて、もう嬉しくって舞い上がってしまいそう・・・

健太郎:つーか幽霊なんだからもう既に半分空中に舞ってるだろ・・・・

レイコ:私、まずはあなたと食事に行って・・・・
    そこで・・・キスなんかしちゃったりして、ついでに口移しをしてもらいたかったなんて思ってたの。

健太郎:初対面でいきなり口移しは無いだろ!
    舞い上がり過ぎにも程がある・・・もうやっぱり食事に行くのはやめておこうか・・・・

レイコ:そ、そんな! 初めての恋愛というものに溺れて息もできない私を、
    あなたは人工呼吸もせずに見捨ててしまうなんて・・・冷たすぎる・・・・
    そんなのあまりにひどい・・・う〜〜ら〜〜め〜〜し〜〜や〜〜〜〜〜

健太郎:だから呪うなーーっ!! ・・・もう分かったよ、お前の言ってることはムチャクチャ過ぎるけど、
    呪われるのはイヤだから行くよ。で、食事はどこの店に行きたいんだ?

レイコ:い〜〜た〜〜め〜〜し〜〜屋〜〜〜〜〜

健太郎:イタリア料理店かよ! じゃジョリーパスタでも行こうか・・・・
    ここから歩いて10分ぐらいかかるけど、別にそれでもいいよな。

レイコ:10分もかかるの? いいけど、あんまり歩くとハイヒールで靴ずれしてしまわないか心配・・・

健太郎:お前は足無いだろ! そんなどこぞの美人OL気取りな心配しなくていいから!

レイコ:幽霊になってもちゃんとハイヒールぐらいは捨てずに持ってるわよ・・・・
    今日も私が呪いたい人のワラ人形に向かって、五寸釘を打ったりハイヒールで踏んづけたりとかしてきたし・・・

健太郎:なんで幽霊の世界とSMの世界がごっちゃになってるんだよ!
    つーか、呪う相手がそれを快感に感じてしまったらむしろ逆効果だし!
    ・・・もういいよ、そのへんは別にあんまり詳しいこと知りたくないし、行こうか・・・・
    (そして2人は、店に向かって歩きだす)

レイコ:・・・あぁ、こうやってあなたと2人っきりで歩く並木道っていいわね。
    なんか、世界は私たち2人だけのものって感じだね・・・・

健太郎:・・・うん、それはたぶんお前のことを怖がって通行人みんなが逃げていってるだけだと思うよ。
    つーか、まだ聞いてなかったけど根本的なことを聞いていい?
    なんでお前は幽霊なんだ? いつ何が原因で幽霊になってしまったんだ?

レイコ:だって私、この世に未練があったから・・・死んでも死に切れなかったの。
    まだやり残したことがあった・・・死ぬ前に撮ったミュージックステーションのビデオも見てなかった・・・

健太郎:さっさとビデオ見て成仏しろ!
    つーか普通は、幽霊ってのには死ぬ前に恨んでた人を呪いたくてなるものなんじゃないのか?

レイコ:もちろん恨んでる人だっているわよ、前の彼氏とか・・・とにかくひどい人だった。
    その元彼は、私が死ぬ前にデートでお寿司屋さんに行って食事した時にも、
    私が最後の楽しみにとってあったハマチを
    「これ食べたくないんだな」と言って食べてしまったりしてた・・・呪ってやる・・・

健太郎:確かに食い物の恨みは恐ろしいって言うけど! だからって何も幽霊にまでなることないだろ!

レイコ:まぁそんなことは別にいいじゃない・・・・
    話は変わるけど、次回のデートは海に行きたいなぁ・・・・いいでしょ?

健太郎:つーかお前はさっきから恋愛の展開を急ぎすぎなんだよ・・・・

レイコ:でも、海はいいじゃない。白い砂浜と青い海のその輝き、
    私も思いっきりそこで泳いでみたいな・・・でも他の誰かに人魚姫と間違われたりなんかしたらどうしよう・・・

健太郎:間違われるわけないだろ! 足が無いことしか共通点がないし!
    だいたい自分のその顔を見れば、なんとか姫とかいう世界とはかけ離れてることぐらい分かるだろ・・・

レイコ:そ、そんな、私の顔のことをそんな悪いふうに言うなんて・・・・
    好きでこんな格好になってしまったわけじゃないのに、ひどい・・・許せない・・・
    う〜〜ら〜〜め〜〜し〜〜や〜〜〜〜〜

健太郎:もういい! いい加減うらめしやうらめしやってしつこいんだよ!
    もう分かったから、どこの海に行きたいんだ?

レイコ:ポ〜〜リ〜〜ネ〜〜シ〜〜ア〜〜〜〜〜

健太郎:遠すぎるよ! そんな飛行機代なんて払うお金ないし、
    つーかまず真っ黒に日焼けしたポリネシア人の中に真っ白な顔や姿のお前がいたら異様だよ!

レイコ:なら日本の海でいいわよ・・・じゃ福井県の、東尋坊にでも行こうか。

健太郎:そこ自殺の名所じゃないか・・・なんかもうお前の仲間がいっぱいいそうでイヤだよ・・・・

レイコ:確かに、福井は富士樹海などと並んで幽霊のメッカみたいな所かな。確か私、2年ぐらい前にも、
    私と同じように白装束を着た仲間たちが福井の本部みたいな所に集まってるのをテレビで見たし・・・

健太郎:それ幽霊じゃなくてパナウェーブ研究所の白装束集団だよ! 勘違いにも程があるだろ! 

レイコ:えっ、幽霊じゃなかったの!? 知らなかった・・・・
    まぁそんなことはもうどうでもいいわ。じゃ海はやめて、今度のデートの時は私の家に来ない?

健太郎:お前の家って絶対お墓だろ・・・家が心霊スポットを兼ねてるってイヤ過ぎだし・・・・

レイコ:いや、別にそんな怖いところじゃないって! ちゃんとお茶やミカンとかも出して歓迎するから・・・
    なんならご近所のみんなも呼び集めて総出で歓迎するから・・・・

健太郎:そんなことされたら思いっきり怖さ100倍だよ! 完全にリアルお化け屋敷だし!

レイコ:・・・あっ、そんな話をしてるうちにイタメシ屋の前に着いたわ。じゃ、入ろうか。

健太郎:じゃ、そうしようか・・・・

    (そして2時間後・・・食事が終わって、店から出てくる2人)
レイコ:今日は楽しかったわ・・・こんなに長い時間、彼氏と楽しい話ができたのって、
    幽霊になってからは初めて・・・いや、この世にいた時も無かったわ。ありがとう、健太郎さん。

健太郎:まぁ確かに長い時間だったな・・・なにしろお前の姿に店員さん全員が逃げ出したり腰を抜かしたりして、
    ちゃんと料理が出てくるまでには1時間30分ぐらいかかったからな・・・・

レイコ:私、一度でいいからこんな、心の底から楽しいデートがしてみたかった・・・・
    今日は念願の夢が叶ったわ、だからもうこの世には未練は無いわね・・・・
    決めた! 私、今日限りで幽霊をやめる!

健太郎:えっ、決めたのか!? ついにお前、成仏して天国に旅立つ気になったってことなんだな・・・
    なんだか俺まで嬉しいよ。じゃ、天国に行っても元気でな・・・ ふぅ、これでやっと幽霊から離れられる・・・

レイコ:えっ、天国になんか行きたくないわよ。
    あなたとはこれからもずっと一緒にいたい・・・・だから決めた。
    私、明日からはあなたの背後霊になる!!

健太郎:・・・・・イヤだーーーーーーーーーーーっ!!!!














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トイレットマン

その包丁を


〜病院の内科の診察室にて〜

医者
「次の方どうぞ〜。」

(包丁が胸に刺さっている男がやってくる)

患者
「ど〜も。よろしくおねがいしま〜す。」

医者
「えっ!!これは大変だ。すぐにここに座って!!」

患者
「はーい。」

医者
「ここ内科だから、今すぐ外科のお医者さん呼びますね!!」

患者
「はい。あの〜、どうも風邪ひいたみたいなんですよね。

医者
「は!?か、風邪!?そんなことより、この包丁の方が大変でしょう!!」

患者
「ま、これは風邪の診察が終った後、ゆっくり外科で診てもらいますよ。」

医者
「順番逆でしょう!?」

患者
「熱が結構あるんですよ。」

医者
「何普通に会話進めてるんですか!」

患者
「36度8分もあるんですよ。」

医者
「たいしたことないじゃないですか!微熱ですよ!」

患者
「お願いします。風邪ひいてるんで、診察してください。」

医者
「そんなこと言っても、これ痛いでしょう?」

患者
「痛い、痛い、痛い。」

医者
「ほらやっぱり痛いんじゃないか!」

患者
「あ〜、のどが痛い。」

医者
「のどかよ!包丁刺さってるの痛くないんですか!?」

患者
「そんなことより、早く風邪の診察を!こうしている間に、風邪がどんどん悪化してるんですよ!」

医者
「むしろこうしている間に、その傷口もどんどん悪化してるんですよ!」

患者
「もう、鼻水が止まんないよ。」

医者
「血も止まらないですよ!」

患者
「お願いします!!先に風邪の診察を!!」

医者
「う〜ん…。わかりましたよ!じゃあ風邪の診察はすぐに終らせますから、その後すぐ外科行って下さいよ!」

患者
「ありがとうございます。」

医者
「じゃあ聴診器で体内の音聞いてみますので、服めくって下さい。」

患者
「じゃあ包丁邪魔なんで一旦抜きますね!」

医者
「ダメダメダメ。抜いたら危ないでしょ!めくれるところまででいいですから。」

患者
「あ、すいません。服がめくれないです。」

医者
「どうしてですか?」

患者
「両腕折れてるんですよ。」

医者
「腕も折れてるの!?早く外科行って下さいよ!」

患者
「すいません。もうすこし大きい声でしゃべってもらえますか?右耳の鼓膜破れてるんで。」

医者
「重症だよ!!全身がSOSだよ!!」

患者
「ヘヘヘ。」

医者
「ヘヘヘじゃないですよ!包丁ささって、両腕折れて、鼓膜やぶれて、一体貴方に何があったんですか!?」

患者
「枝豆につまづいて転んだんですよ。」

医者
「え、枝豆!?そんなことでこんな状態になるの!?」

患者
「頭打ったんで記憶が定かではないのですが、もしかしたら大豆なのかも…。」

医者
「どっちにしろ豆じゃないですか!どっちでもいいですよ!もうダメだ!風邪云々言ってる場合じゃないですよ!すぐ外科で治療を受けてください!」

患者
「でも病気治してから、外科行きたいタイプなんです。」

医者
「そんなタイプないですよ!」

患者
「万全の体調で外科の診察に臨みたいんです!」

医者
「訳がわからない!あなた頭がおかしいんじゃないですか!?」

患者
「え?僕頭がおかしいんですかね?」

医者
「すいません…。少し言葉が過ぎました…。」

患者
「あの〜、じゃあ先に精神科行って来ます。」

医者
「外科行け!!!」







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毒ビール

こわいはなし


宮田「よろしくお願いします。ボケ担当の宮田です。
   そして横に薄っすらと見えているこちらが、おそらくツッコミ担当の角井クンだと思います。」

角井「冒頭から突っ込み所が多すぎるよ。人を幽霊扱いにしてさらにクイズ感覚で紹介してんじゃねえよ!」

宮田「よし、正解。出だし好調!ちょっと一瞬作井クンと迷ったけど、この絶妙な体の透明さはやっぱり角井クンだね。」

角井「なんなのその日替わりメニューみたいな相方制は!しかも、俺スケルトンでもないし幽霊の要素なんて一つもねえよ!」

宮田「一つもない?じゃあ、角井クンの鼻の穴から微妙に飛び出ている黒い物体は何なんだよ・・・」

角井「(ホジホジ)鼻を守ってくれる大事な鼻毛じゃねえか!もっと気の利く教え方しろよ!(プチ)なんでも幽霊チックにアレンジするな!」

宮田「キャー!出たー!これが鼻から毛出る男かぁ。」

角井「化け物みたいに言うんじゃねえよ!第一、この世の中には幽霊や化け物なんて存在しないんだよ。」

宮田「角井クン、どうやら君は本当の恐怖を知らないんだね。」

角井「急にどうした?とうとう虫に脳を食われ始めたか?じゃあ、せっかくだからその恐怖ってのを教えてくれよ。」

宮田「いや、そう簡単には教えられないよ。怖い関連でなにか知ってることないの?」

角井「まぁ、口裂け女とかはよく耳にするけど。」

宮田「あー、でも今はもう口酒女の時代だよ。深夜に出没してびっくりするほど酒臭い美人に襲われるというあの恐怖・・・。」

角井「ギャップから生まれる怖さじゃねえか!あんな綺麗な人が酒を飲むなんてって・・・、知るか!俺はそんな恐怖を求めてねえんだよ!」

宮田「そしてその口酒女は、ファーストキスの味も酒だったという悲しい現実・・・。」

角井「ほろ苦い思い出エピソードを入れるな!これで怖い要素ゼロになっちゃったよ。」

宮田「頑張れよ・・・口酒女・・・ずっと見守っているよ・・・あのお前にとってのファーストキスは絶対に忘れないよ・・・。」

角井「お前かー!!!そのファーストキスの相手はお前かー!!!」

宮田「俺とキスしてみればわかるさ。」

角井「なにさりげなく誘惑してんだよ。今すぐにでも逃げたいよ。」

宮田「じゃあ、今なら30円で舌増しするけど?」

角井「チャーシュー増しみたいに言うな!その誘惑の方が口酒女よりも怖いよ!もっと怖い関連の話ないの?」

宮田「あるよ。あれはたしか深夜1時頃かな。なんかカサカサ耳元で聞こえるのよ。
   ちょっとあまりにもうるさいからくあ!って見たらゴキブリが小声でトイレ何処ですか?って・・・。」

角井「礼儀正しすぎるだろ。てきとうに垂れ流しにしとけばいいじゃない。」

宮田「で、無視するとゴキブリホイホイの中が妙に騒がしいわけ。
   なんか羽を擦り合わせてカサカサ音を立てて、明らかに俺の睡眠を邪魔しているんだよ。いやー、怖い、怖い。」

角井「ゴキブリ性格ワルっ!どうせなら直接的に妨害しろよ!てかさっきからお前の話、怖いの種類が全然違うんだけど。」

宮田「そうかなぁ?じゃあ、心霊写真っていうの知ってる?」

角井「なんか幽霊が写真に写ってるんでしょ?」

宮田「そう。この前、俺と友達で一緒に写真を撮ったら友達の服に完全にペケ印がついていたんだよ。」

角井「それはナイキのロゴだろうが!有名でカッコいいデザインじゃねえか!」

宮田「いや、絶対あれは赤ペン先生の霊だって・・・。」

角井「別にペケだけが赤ペン先生の全てじゃねえよ!赤ペン先生は誰にも恨みなんか持ってないからね。
   普通、心霊写真というのは、本来あるはずの足が消えているとかそんなんでしょ?」

宮田「あー、あるはずの毛が消えているとかね。」

角井「そういうのは黙っててやろうよ!可哀想じゃん。あとは肩の方に手が見えていたりね。」

宮田「その霊はおそらく上司でしょ。やっぱリストラは怖いよ。」

角井「その写真が上司に肩を2回叩かれてる瞬間だなんて知らねえよ!だからお前の怖いの種類が俺と全然かみ合ってないんだけど。」

宮田「中学時代の卒業アルバムにも写ってたからね。」

角井「ハッキリと幽霊が?」

宮田「なんか、あれ?3年間一緒に過ごしたにもかかわらずこいつ誰だ?ってのが出てるわけよ。
   なんとそいつが同じクラスだったんだよ。こわー!これほどまでに存在感がないとは。」

角井「それはお前の記憶力の問題だろ!心霊写真とは全くの別物だよ。」

宮田「あと、心霊現象的なものが最近頻繁に起こっているんだけど。」

角井「マジっすか。もしかしてポルターガイストみたいな現象?」

宮田「いや、話していると頭をパンパン叩かれて・・・。俺が言った事はほとんど否定されて・・・。」

角井「・・・完全に俺のツッコミだよね!」

宮田「しまいには舐めるジェルの暴行・・・。もうこの現象は一体なんなの?」

角井「俺は最低限食べれる物と食べれない物の区別は出来てるよ!だからね、それは俺のツッコミだって。」

宮田「キャー!出たー!これが噂の叩き否定男かぁ。」

角井「だから化け物みたいに言うんじゃねえよ!いい加減にしろ!」








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霊vs魔

昔話



〜むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんが居ました〜


おじいさん「なんじゃこのまっずい飯は!」
おばあさん「うるさいわ!作ってやってんやで!こんくらい食えや!」
おじいさん「そういいながら醤油むっちゃ入れんのやめろや!しょっぱくなるやろうが!」
おばあさん「ええやろうが!お前、『醤油の味は母の味』言うやろが!」
おじいさん「初めて聞いたわ!昭和8年生まれやけど初耳じゃ!」
おばあさん「黙れ!黙れ!口にマシュマロいっぱい入ってるのにマシュマロキャッチ続けられろ!」
おじいさん「大体なんやねん、この水ご飯に貧しい梅ぼしっていうのは!」
おばあさん「美味しいやんけ!辛うじて美味しいやんけ!」
おじいさん「美味いわけあるか!こんなん辛うじて食えんわ!」
おばあさん「うるさいわ!死ね!死ね!昨今のお笑いブームに飲み込まれろ!」
おじいさん「この貧しさはお前の乳みたいやなぁ〜」
おばあさん「何言っとんねん!このボリューム見ろや!桃みたいやろ!桃みたいやろ!」
おじいさん「どこが桃やねん!干しぶどうと皿やん!皿やん!」
おばあさん「いや桃やで、桃!切ってみい!切ってみい!」
おじいさん「どうりゃぁ!」

ザクッ!

おじいさん「あ・・・」
おばあさん「あ・・・」
おじいさん「・・・・・・血」
おばあさん「痛いわボケ!」
おじいさん「なんやねん!お前がやれ言うたんやんけ!」
おばあさん「うるさいわ!殺す気か!(髪のお団子を床に叩きつける)」
おじいさん「若干殺す気だったけど、いざ血を見たら引いてトドメさせんかったわ!」
おばあさん「チキンがぁ!CHICKENがぁ!鶏がぁ!肉がぁ!肉がぁ!血がぁぁぁぁぁぁ!!」
おじいさん「婆さんやぁぁぁぁぁ!!!!」
おばあさん「うるさいわ!黙れや!先生をお母さんって言い間違えろ!」
おじいさん「心配したのに!心配したのに!じい恥ずかしい!恥い!は爺!」
おばあさん「何言ってんだコラ!キヨスクを外で探してしまえ!」
おじいさん「大体やな、お前洗濯ずっと言ってないやん!」
おばあさん「ええやろうが別に!川遠いねん!バス二回乗り継ぐねんで!」
おじいさん「お前、桃太郎何回見逃してると思っとんねん!清原もビックリの見逃し方やぞ!」
おばあさん「お前やて、光る竹何本見逃してんねん!もういろんな竹に姫宿りすぎて、森ピッカピカやぞ!ピッカピカ!」
おじいさん「うるさいわ!死ね!死ね!待ち合わせ時間にバーゲン始まれ!」
おばあさん「お前が死ね!右足凄いことになれ!言葉では表現できないことになれ!」
おじいさん「火傷やね。」
おばあさん「うん火傷。」
おじいさん「そんなわけあるかい!火傷って表現できてるやないけ!ボケ!ボケ!」
おばあさん「ボキャブラリーがないから火傷っていう単語が出なかったんじゃボケ!」
おじいさん「言い訳で身を削ってる!言い訳で身を削ってる!」
おばあさん「うっさい!ちょっとずつチャック開け!」
おじいさん「さっきからなんやねんお前!文句ばっかいいおって!」
おばあさん「お前が文句言ってるんやろうが!」
おじいさん「うるさいわ!この斧で殺したる!」
おばあさん「やめろ!早まるな!やったらやるぞ!やったらやるぞ!」
おじいさん「物理的に無理じゃ!えーい死ねー!ザクッ!」


200年後・・・


おばあさん2「あー、洗濯は大変だわー」
桃「ドンブラコッコードンブラコー」
おばあさん2「あら、川上から大きな桃がドンブラコッコしてきたわ。拾い拾い。
       じゃあ切ってみようかしら・・・トリャー!」

ザク!

おばあさん2「あ・・・・・・血・・・。」













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一挙手一投足

雪の降る夜、火鉢を囲みながら



(・・・・・・・・・・)

お爺さん:・・・・なあ、もうやめねえか、こんな事。

お婆さん:いやだ。がまんしなさい。

お爺さん:もう疲れたよ、こんな仕事。

お婆さん:仕方がないでしょ、農業だけでは暮らしていけないんだから。

お爺さん:だからってさー。

お婆さん:明日もがんばってね。(わらしべを一本出す。)

お爺さん:だから、昔話どおりに生活するのは無理があるって!

お婆さん:ないわよ。だってこの本には最終的にお金持ちになったって書いてあるじゃないのよ。

お爺さん:わらしべ持って1週間歩き続けたのにわらしべのまんまじゃねえか。

お婆さん:根気が足りないのよ。
     いい、この本によると、わらしべを子供にやるとみかんをくれるはずなのよ。

お爺さん:子供にやろうとしたら「いらねえよ、バカじゃない。」って言われたぞ。

お婆さん:言い方悪いんじゃないの?
     もっと通販みたいにひきつけるような語り口をすれば、絶対大丈夫だから。

お爺さん:どんな風に?

お婆さん:たとえば、このわらしべひとつで42のエクササイズが

お爺さん:できないよ!嘘いっちゃいけないだろ。

お婆さん:いいのよ、嘘の一つや二つぐらいついたところで罰なんか当たらないは。
     むしろ、社会勉強になるくらいだわ。

お爺さん:まったく・・・・
     大体お前の話には無理がある!

お婆さん:そんなことないわ。だって本には書いてあるんだから。

お爺さん:じゃあ聞くけど、この前、お前「光る竹」を取ってこいって言ったよな。

お婆さん:ええ。

お爺さん:物理的に考えろ!そんな竹、あるわけねえだろ。

お婆さん:あるわよ、だって、このページに光る竹があるもん。

お爺さん:完全に挿絵のな!100%想像で書いたものだよ!

お婆さん:あなた夢がないわね。もっとアグレッシブにいきましょうよ。

お爺さん:いいよ、知ったばかりの英単語を無理やりねじ込まなくっても。
     若干、使い方間違えているし。

お婆さん:でも、いいことだってあったじゃないのよ。

お爺さん:いいこと?

お婆さん:ほら、地蔵。

お爺さん:ああ・・・。
     確かに玄関の前で地蔵が『このたびは』って言った瞬間、野呂圭介と夏木ゆたかを探したけど。

お婆さん:あなた、ほんとに信じなかったわね。
     地蔵が恩返し着ているのに、あなた「どうせ、きぐるみだろ」って思いっきりグーで殴ったからね。

お爺さん:・・・(包帯でがんじがらめになった左腕を見つめる。)

お婆さん:ね、いいことだって、あったじゃないのよ。

お爺さん:でもさ・・・・

お婆さん:なに?

お爺さん:なんで、鎧兜とか弥勒菩薩とか実用性にかけるものばっかりなんだよ。

お婆さん:しかたないわよ。地蔵セレクトに文句は言わない。

お爺さん:でもさー、部屋が一気に窮屈になったぞ。

お婆さん:弥勒菩薩なんて、扉に入らないから家の外においてあるしね。
     まあ、でもこういう例外もあるんだからもうちょっとがんばってよ。

お爺さん:・・・・うん・・・。

お婆さん:そう。それでこそ、わが夫。

お爺さん:あ、一応言われたように、鶴を引っかかるわなを仕掛けて引っかかった鶴を助けた。

お婆さん:サンキュー。

お爺さん:あんさ、これってすごく間違えているような気がするんだけど?

お婆さん:いいの、いいの。
     鶴を助けるためなら、最終的にどんな手段使ってもかまわないんだから。

お爺さん:・・・この女、鬼だ。

(どんどん、どんどん)

お婆さん:あなた、来たわ。鶴が。

お爺さん:・・・うん。とりあえず、空けてみるぞ!

(ガラガラガラ)

二人:え?

警察官:あのー警察なんですけど、先日ですね、お寺や民家で窃盗事件がありまして。
    その弥勒菩薩お寺のものとそっくりなんですよね・・・。
    事情を聞きたいので所までご同行お願いします。

二人:あの地蔵ーーーーーーーーーーー!!!


















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ドラキュラの嫁

地震


A「最近よく地震あるなぁ?」
B「うん。TV見ててもよく速報で流れてるわ。」
A「小学校のときとか避難訓練あっただろ?実際に学校にいた時に地震とかあった?」
B「有るか無いかで言えば、有る無いわ。」
A「どっちだよ!」
B「きっとある。」
A「きっと?まぁお前を信じてみるわ。じゃあ、【おはし】知ってるか?校長先生が口すっぱく言ってただろ?」
B「知ってるよ。そんなもん。」
A「じゃあ、まずは、【お】。」
B「押さない。」
A「【は】。」
B「走らない。」
A「最後の【し】。」
B「ショウユ。」
A「何でだよ!ショウユって醤油か?」
B「断じて違う。SHOW YOUだ。」
A「意味分からん。さっぱり分からん。」
B「まっ。これは冗談ではなく、本当なんですが、これよりももっと重要なことがあるんですよ。」
A「その重要なことは教えて欲しいんですが、命に関わる事なんで、真剣にやってくれ。」
B「当たり前ですよ。ふざけないですよ。だから今日は俳句風にして言いたい。」
A「もうそこでふざけてる!」
B「まずひとつ、【便所のスリッパ履いて逃げないで】。」
A「何?それは何で?」
B「だってトイレ行きたい人がおるかも知れん。」
A「おるか!非常事態の時はガマンするわ!」
B「分からんで〜。3日前からなんかストレスでションベン出てない奴がおるかも知れん。」
A「おるか!膀胱パンパンになるわ!」
B「まっ、それは片隅に置いといて、続けさせてもらいます。え〜、今回で俳句が3回採用されたP.N【便所から白い手】さんにはトイレットペーパーの芯を差し上げます。」
A「何故、ラジオ風?」
B「NO!レイディオ風。」
A「知らんわ。もうふざけんな。」
B「なんでそんな怒ってるんですか?地震・雷・火事・あなたじゃないですか。」
A「意味分からん。さっぱり分からん。もうやめさせてもらう。」
おしまい





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大黒摩季

料理番組



「イヨーッ!」

(スタジオの扉が開き、おみこしを担いだ男達が出てくる)

「ワッショイ!! ワッショイ!!」

(おみこしの上に、扇子を広げた初老の男性がいる)

「ワッショイ!! ワッショイ!!」

(初老の男性が男達にゲキを飛ばし、煽る)

「ワッショイ!! ワッショイ!!」

(その中に一人、エプロン姿の先生がいる)

「ワッショイ!! ワッショイ!!」

アナウンサー「・・・・・」

「ワッショイ!! ワッショイ!!」

初老の男性「よし、止まれぇぇーー!!」

(その場におみこしを置くと、屈強な男共と初老の男性は去っていく)

先生「フーッ・・・」

アナ「・・・・・」

先生「さ、今日はカレーライスを作りましょう」

アナ「まともな登場の仕方をしてください!」

先生「市販のルーに一手間かけるだけでとても美味しく召し上がれます。」

アナ「大体、普通はおみこしの上に先生でしょ!なんで担いでるんですか!」

先生「では、材料の説明をお願いね。」

アナ「・・・・・クソが・・
   え〜では、材料の説明です。ボンド、のこぎり、カンナ、釘、木材・・・・これおみこしの材料だ!」

先生「まず、木材をカンナで薄く切ってバターで炒めます・・」

アナ「調理しないでください!様にしないでください!」

先生「金玉がテロテロになるまで炒めます・・」

アナ「なにそれ!?たまねぎがキツネ色になるまでとかだろ普通!テロテロになんかなかなかならないよ!」

先生「ここに・・ププッ・・や、野菜・・フフフッ・・」

アナ「ははは、何か良いことでもあったんですかぁ〜?」

先生「ここに野菜を入れてください」

アナ「はい・・・・  なんなんだよ・・」

先生「牛の死骸も焼いていきましょう。消毒のため」

アナ「おいしくするためだよ!」

先生「ウッ、たんぱく質の焦げる臭いがしますね・・

アナ「香ばしい、いい香りだよ!」

先生「炒めたら、お湯をいれたお鍋に入れていきます。ここでウィークポイント!」

アナ「キーポイントね、それ弱点だから・・」

先生「さくらんぼの茎を口の中で結べる女はエロい!」

アナ「どうでもいい情報だった!」

先生「さあ、ルーを入れましょう。」

アナ「先ほど、市販のルーとおっしゃいましたが、何を入れるんでしょうか?」

先生「ボンカレーで、お願いします」

アナ「うわ、レトルトだ!」

先生「ボンカレーを注いでください」

アナ「みるみる薄くなっていきますね。」

先生「さぁ、ここらで香りづけに、ブドウの生き血を絞って特別な容器で放置しておいたものを入れるわ・・」

アナ「赤ワインを少々ですね。」

先生「沸騰してしまう前に火を止めて、地球温暖化の抑制に繋げましょう」

アナ「僕達が悪者に見えるんでやめてください!」

先生「さあ、炊き立てのご飯にルーをそそ・・あ、スイッチ押すの忘れてた!」

アナ「井上和香!?」

先生「できたものを神棚に置くと完成です!

アナ「奉っちゃった!」

(屈強な男共が入ってくる)

先生「それではみなさん、ごきげんよう!」

「ワッショイ!! ワッショイ!!」


アナ「またあの人担いでるよ〜・・」



















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