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ハートが帰らない

漫才/床屋


隼&蛍:どうも、ハートが帰らないです

隼:ボクこないださ、美容院に行ってきたんだよ

蛍:そうなんだ

隼:それで「どんな感じにしますか?」って聞かれたからさ、持ってきた写真見せたの

蛍:あー「コレと同じようにしてください」って言うためにね

隼:それで「このウルトラセブンにしてください」って言ったのさ

蛍:ん?なんだって?

隼:だからーウルトラセブンにしてくださいって言ったの

蛍:あのジュワッチ!!のウルトラセブン??

隼:うんそう、そしたら店員さんが
  「ショートヘアーにモヒカンのカツラを付ける形になりますが・・・?」って

蛍:抜きんでた発想力だね店員さん
  たしかにそうなるよ、ウルトラセブンはチョンマゲっぽいの投げて攻撃するもん

隼:若干店員さんが戸惑いながらもカット開始

蛍:イヤな客来たと思っただろうに

隼:「うぃーーーーーーーーん」

蛍:バリカンとは意外に大胆

隼:もう坊主にかなり近い状態たったね、セミ坊主ですよ

蛍:なんとなく虫取り少年っぽいよ

蛍:刈り終わった後
  「ではてっぺんにカツラをお付けしてよろしいですか?」って言われてさ

隼:よく店員さんもてっぺんなんて言ったよ

蛍:カツラが付く瞬間、胸の鼓動はドクンドクン
  
隼:緊張しますね

蛍:装着後、店員さんが「うしろこんな感じですけど大丈夫ですか?」って言うんだよ

隼:あー合せ鏡で見せてくれるんだよね、ここもドキドキしますね

蛍:後頭部を見る瞬間、胸のランプがピコンピコン

隼:いつウルトラセブンになったのさ、そこは緊張しなさいよ

蛍:鏡を見た瞬間!ホントにウルトラセブンでしたよ

隼:ただの取り外し式モヒカンでしょ

蛍:もうね、「アイスラッガー」を試したくて試したくてしょうがなかったんだよ

隼:頭のでっぱりを両手で挟んで投げる必殺技!?

蛍:その通りです

隼:蛍はウルトラセブンなんかじゃないんだ!脳みそが残念な人なんだ!

蛍:「ちょ、ちょっと試してみます」
  って店員さんに言って両手でチョンマゲを押さえたのさ

隼:店員さんは唖然だね

蛍:もう思いっきり投げてやりましたね

隼:せっかく作ってもらったヘアーなのに

蛍:食らえバルタン星人!!

隼:バルタン星人なんかいないよ

蛍:片手だけのバルタン星人!!

隼:それ多分ハサミ持ってる店員さん

蛍:食らえバルタン星人でいやー!!ブチブチブチ!!!!あっ

隼:・・・・イッたんだね、地毛もろともイッただんだね

蛍:無残にもカツラが顔に絡みついた店員さん

隼:しっかりと的には命中

蛍:モヒカンだったところはキレイにハゲてしまった

隼:逆モヒカンだよもう

蛍:もう最後の手段を使うしかない「坊主にしてください」

隼:カモフラージュか、いい加減にしなさい

隼&蛍:どうもありがとうございました



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フォーエヴァーセンスイ コント/仮面ライダーVSアカレンジャー   無言で睨み合う仮面ライダーとアカレンジャー 仮面ライダー:・・・ アカレンジャー:・・・ ラ:あいつらは俺が処罰すべき敵だ。引き渡してもらうからな! ア:嫌だね!ここはな、うちらの縄張りなんだよ!うちらの縄張りで悪さした奴はうちらの敵だろうがよ! ラ:縄張りなんか関係ねぇだろうが!どう見ても俺の敵にしか見えないから言ってんだよ! ア:知らねーよ、そんなもん!滋賀県はうちらのテリトリーなんだよ! ラ:お前、まだ認めようとしないのか?じゃあ聞くぞ。あいつらはどんな悪さをしたんだよ? ア:幼稚園のバスを乗っ取ったんだよ ラ:そのスケールの小ささ、明らかに俺の敵がやることだろうが!   ・・・で、その辺で倒れているマスク被ってる奴らは誰だ?何か叫んでたんじゃねぇのか? ア:こいつらか?確か「イー!」って言ってたな ラ:それも明らかに俺の敵だ!ショッカーの戦闘員だ!勝手に倒すんじゃねぇ! ア:関係ねぇよ!琵琶湖周辺は俺らの狩場なの! ラ:・・・お前ら最近、でしゃばりすぎじゃねぇか?   この前なんか、ニセ仮面ライダーもお前らが倒したらしいな。 ア:あぁ、あの黄色いマフラーの奴か。うちらがボコってやったよ。 ラ:なんで俺の偽者をお前らが倒すんだよ!明らかな越権行為だろうが! ア:偽者は本物が倒すって誰が決めたんだよ! ラ:ヒーローものの暗黙のルールだろうが!そこに疑問を持つんじゃねぇよ!   しかもお前、俺の偽者を5人で3時間もかけてなぶり殺しにしたらしいじゃねぇか! ア:あぁ、5人で囲んでひたすら蹴り倒してやったよ。 ラ:それ、俺に対するあてつけか!俺をリンチしてるつもりでやってたんだろ! ア:考えすぎだ!俺はただ悪者を懲らしめただけだ。 ラ:・・・この件は石ノ森先生に言うからな ア:おい!その名前出すのは卑怯だろが!俺らの揉め事は俺らで解決しようや! ラ:お前が否を認めねぇからしょうがねぇだろうが!石ノ森先生の判断を仰ぐしかねぇだろ!   そもそもお前ら卑怯なんだよ。5人で1人の敵をボコってさ。正義の味方ならタイマン張るべきじゃねぇのか? ア:バッタに言われたくねーよ ラ:うるせーお前!バッタ舐めんなよ! ア:虫がモチーフって。緑色の虫って、何だよそれ。超ウケんだけど。 ラ:お前、人のこと言えんのかよ!その全身赤いのは何だ!共産党員かお前! ア:ちげーよ!情熱の赤だよ。 ラ:何が情熱だ!受験生が赤いシートで隠して暗記するためじゃねぇのか!お! ア:お前、俺を怒らせてもいいのか?俺はお前の秘密握ってんだぞ? ラ:秘密?何の話だ? ア:お前、パチンコ台の肖像権で荒稼ぎしてんじゃねーよ ラ:は?言ってる意味が分からんな。 ア:しらばっくれんなよ、石ノ森先生に言うぞ?   『CRぱちんこ仮面ライダーショッカー全滅大作戦』の売り上げの10パーがお前のとこに流れてるってな。 ラ:適当なこと言うんじゃねぇよ! ア:ギャンブル中毒の奴らから金をむしり取るのがヒーローのやることなのかよ! ラ:・・・黙って聞いてたらいい気になりやがってコラ!1人じゃ何もできねぇ癖によ! ア:おい、離せよコラ・・・巨大ロボ出すぞ? ラ:きょ、巨大ロボ!?そ、そ、それは卑怯だろうがお前!個人的なイザコザで巨大ロボ出すなよ! ア:巨大ロボ使ったらな、お前なんか簡単に踏み潰せんだよ。   お前を踏み潰したらどうなんのかなー?   バッタみたいに汚ねぇ汁が出んのかな。ギャハハハ! ラ:・・・クッソー・・・   あ!ていうかお前らの世代では巨大ロボなんか出てこねぇじゃねぇか!   確か巨大ロボが登場するのはバトルフィーバーJ以降だったはずだ!   危ね、もう少しで土下座するとこだった! ア:チッ!バレたか!   まぁいいよ、今日の敵はお前にやるから。さっさと倒しに行けよ。 ラ:え?やけに今日は聞き分けがいいなぁ。前は5時間ぐらい押し問答が続いたのに。怪しい・・・ ア:は?何が怪しいんだよ? ラ:ていうかお前、体が赤色って言うより、紅色じゃねぇか? ア:はぁ?何言ってんの? ラ:ははーん、分かったぞ・・・お前、偽者だろ! ア:・・・チッ!バレたか!そうだよ、お前の言うとおり、俺は偽アカレンジャーだよ! ラ:え、え、マジで?マジで言ってんのそれ?ヤッリー!超ラッキー!   偽者めー、今度は俺があいつらの偽者をなぶり殺しにしてやんよー! ア:バカかお前!嘘だっての!光の加減で紅色に見えてんだよ!   何が超ラッキーだよ・・・こいつ本当にクズだな・・・ 終わり

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苦い味 ああ憧れのファミリーレストラン 唐沢「突然だけども、僕はファーストフードに行ったことがないんだ」 吉岡「ふーん、珍しいね」 唐沢「だからさ、ファーストフードというのを教えていただきたいんだが」 吉岡「ああ、良いよ」 唐沢「えーと。じゃあ、とりあえず入るところから教えてくれる?」 吉岡「…そこから?」 唐沢「うん。…あのさ、入るときは、右足で入るの? 左足で入るの?」 吉岡「…いや、それはどっちでも良いよ」 唐沢「自由?」 吉岡「うん、自由」 唐沢「…へぇぇぇぇぇ」 吉岡「そんなに感心することじゃない気がする」 唐沢「えーと、それじゃ、自分が好きなほうの足で入るよ。    えーと、うーん…ねえ、僕の好きな足ってどっちだっけ?」 吉岡「それは任せる」 唐沢「じゃあ、今回は、右手で入るよ! よーし! 入った! 入ったよ!」 吉岡「うん、そんな興奮しなくても大丈夫だから」 唐沢「それで、店に入ったら、どうすれば良い? とりあえず靴脱いだけど」 吉岡「うん、履いて。靴は脱がなくて良いから」 唐沢「靴を脱がなくて良いの!?」 吉岡「どんな人生を送ってきたんだよ…じゃあ、店員さんを呼んで」 唐沢「たのもー!」 吉岡「たのまないで」 唐沢「え、でも頼まないと、注文が取れない…」 吉岡「そういうことは知ってるのか」 唐沢「バカにするなよ」 吉岡「仕方ないだろ。まだ注文は取らなくて良いから、店員さんを呼んで」 唐沢「まっくーろくーろすーけ」 吉岡「出ない。まっくろくろすけは出ない」 唐沢「出ーないーと目ぇー玉ぁーを」 吉岡「ほじくるな。…大体ファミレスっていうのは、呼び鈴があるんだから。    店員さんが近くにいないときは、それを鳴らせば良いんだよ」 唐沢「皆さん、このままでは日本はおしまいです!」 吉岡「警鐘を鳴らすな。もうさ、呼び鈴を鳴らしたことにして、    座ったことにしようか、うん。それじゃ、注文して」 唐沢「たのもー!」 吉岡「…うん、俺が悪かった。もう普通にすいませんって言えば良いから」 唐沢「睡魔船?」 吉岡「…うーん、なんか分からないけど、ヘンなことを想像してないか?    もう良いや。すいませんって呼んだことにしよう。ほら、好きなものを頼んで」 唐沢「満漢全席!」 吉岡「無理だよ。お前さ、ファミレスを買いかぶりすぎてないか?」 唐沢「無理かな?」 吉岡「無理だろ。あれ、皇帝とかが数日かけて食うんだぞ?」 唐沢「大丈夫だよ、24時間営業だから」 吉岡「…そのお前が微妙に持ってる知識はなんなんだ?    どっちにしても、無いから。無理だから」 唐沢「うーん。じゃあ、船盛りで」 吉岡「船盛り…ファミレスにあるかなあ?    まあ、満漢全席よりはマシかな。よし、頼んだら、来るまで待て」 唐沢「徒歩で来たんだけど」 吉岡「車で待てとは言ってない。椅子に座って、じっと待てば良いんだよ」 唐沢「まだかなーまだかなー」 吉岡「ほら、来たぞ」 唐沢「あ、睡魔船だ! グー」 吉岡「寝るな!」

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レッツフリーダム カレーのにおいがするーわ 麻美:フフ〜ンフ〜ン♪ 今日はカレ〜の日〜♪    お肉を入〜れて♪ お〜野菜入れて♪ 信夫:大変だ!!税務署の人がカレーを食べに来るよ!! 麻美:わぁビックリした!!突然何なのよ、もう! 信夫:早く早く、カレーを隠せ、出来れば捨てろ!! 麻美:嫌よ!せっかく楽しく作ってたのに! 信夫:だから税務署の人が来るんだってば! 麻美:意味が分からないわよ!何で税務署の人がわざわざウチのカレーなんか食べに来るのよ。 信夫:・・・お前、窓全開でカレー作ってただろ。 麻美:そうだけど?ちょっと空気の入れ替えしてただけよ。 信夫:気づいてるか分からないけど、お前3軒先までカレーの匂いがしてたぞ? 麻美:別にいいじゃない、近所にもカレーのいい香りが伝わって。 信夫:その香りが大問題なんだよ!! 麻美:何でよ!? 信夫:税務署の人がそのカレーの香りを嗅ぎつけてウチにやって来ちゃうだろ!! 麻美:・・・何その「金のにおいを嗅ぎつけて」みたいな表現は!    まるで私が悪い事やってるみたいじゃないのよ! 信夫:俺も認めたくないけど、これは悪い事同然の問題なんだよ! 麻美:だから何でよ!?カレーを作って近所に香りをバラ撒いちゃいけない理由を説明してよ! 信夫:いいか?お前の作っているこのカレーは、本当にいい香りがするだろ? 麻美:そりゃそうよ、仮にもカレーなんだから。 信夫:こんな格の高い香りを税務署の人が嗅いだら、    「あ、この家ちょっと身分不相応な香りを出してるな、金の使い方大丈夫なのか?」    みたいに思うだろ!! 麻美:知らないわよ!!大体、カレーという時点で十分庶民的じゃないのよ! 信夫:いやいや、何故こんなにいい香りがするのか、詳しく聞きに来るって! 麻美:何故って聞かれても困るわよ!私も詳しくは分からないし。 信夫:詳しくは分からないってお前・・・税務署に説明できない事があっていいと思ってるのかよ!? 麻美:この件に関しては全く問題ないわよ!! 信夫:そして香りだけじゃない。実際にカレーを見て、具についても    「あ、肉に高い国産牛使ってやがるな」    「このニンジン無農薬だな」    「ジャガイモの切り方が大きいな」    みたいに細かいところを調べてくるに違いない!! 麻美:何で赤の他人にカレーの具について指摘されなきゃいけないのよ!!    しかもジャガイモの大きさに至ってはお金すら関係ないじゃない! 信夫:だから今すぐカレーから肉とニンジンとジャガイモを抜いて、代わりに脱臭剤を鍋に入れてくれ!! 麻美:嫌よそんなの!!ってか仮にもウチの今晩の夕食なんだからね!? 信夫:あー、もう絶対「こんな物を食べるのは贅沢だ、増税します」とか言われちゃうよ!! 麻美:絶対言われないわよ!!    ・・・大体あなた、そもそも何で税務署の人がウチに来るって分かるワケ? 信夫:さっき外で、いかにも税務署っぽいなーって人が近所をうろついてたんだよ! 麻美:税務署っぽいって何よ!?    ・・・はっ、そういえば私、親からの遺産相続をまだ申告してなかったわ。    もしかしてその件でウチに来るのかしら!?    だとしたらまずいことになるかも・・・ (ピーンポーン) 飯田:すみませーん、税務署の者ですが。 麻美:あわわ、来ちゃった・・・ 信夫:あー、うー、この状況で居留守は使えないし、ここはとりあえず正直に出るとするか!    はーい(ガチャ)どうぞ。 飯田:お邪魔させていただきます。(くんくん)おや、今晩はカレーですか。 信夫:あ、はい、いえ、うん、まぁ・・・    おい麻美、とりあえず税務署の方に失礼のない様にお茶でも出してくれ、急いで! 麻美:そそ、そんな、急にお茶なんて用意できないわよ! 飯田:ははは、お気遣いなく。 麻美:あー、うう、もう・・・これでいいかしら!(ドボドボ) 信夫:何故カレーを注ぐ!!あまりにも自殺行為過ぎるだろ!! 麻美:仕方ないじゃない、今すぐ用意できるものがこれしかないんだから!! 信夫:だからってカレーはないだろ!せめて水を出せよ! 飯田:あはは、「カレーは飲み物」とも言いますしね。 信夫:・・・この人無駄に冗談上手いよ!!    こういう人に限って重箱の隅を突くように金をむしり取ってくるんだ、絶対そうだよ!! 麻美:あ、あのー・・・本日は、ど、どうういったご用件で!? 信夫:カレー調べませんよね?カレー調べませんよね!? 飯田:あ、えっとその、    10月1日から税務署のキャラクターが変更になる旨をお知らせに、と。 麻美&信夫:そんな事の為に来るなよ!!!

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発展途上ズ 下北のライブハウスにて 俺の名は藤堂、インディーズバンド「発展途上ズ」のボーカル&ギターだ。 メンバーは他に三人。ギターの高崎、ベースの堂島、ドラムの猪熊さん。 (テーレテッテーテレテッテ−!テーレテッテーテレテッテ−!テーレテッテーテレテッテ−!ジャッジャ!ジャジャジャ!) 藤堂 「やってまいりましたぁー!発展途上ズー!」 (キャー!キャー!) ここ下北のライブハウスは満員で、観客の皆全てがいい顔をしながら大暴れしている。 そんな皆の姿を見ていると俺のボルテージも上がってくるんだ。そして俺は猪熊さんのドラムのリズムに合わせながら激しく体を動かし、声を張り上げてしまうのである・・・・あれ? 何かがおかしい、いつもの猪熊さんと違う感じがする。 なんだろう、別に演奏自体に悪い感じはしないし、実際観客の皆もリズムにのってガンガン踊り狂っている。 だけど、だけどなにかがおかしい、なにかが違うんだ。 どうしたんだ猪熊さん。 何があったんだ猪熊さん。 俺は気になり猪熊さんの方に一瞬振り返った。 藤堂 「!?」 俺は自分の目を疑った。 というより、疑いたかったんだ。 だってそうじゃないか、ゴリラがドラムを叩いているのを見たら誰だって自分の目を疑いたくもなるはずさ。 いや、そうだ、今俺のボルテージは上がりきっている、それに尋常じゃないほど叫びまくってる、この狭いライブハウスで酸欠状態ですらある。 あの超体育会系でガタイの良い猪熊さんをパッと見でゴリラと間違える事があっても、それはなんら不思議はないはずだ。 俺はそう必死で自分に言い聞かせ、歌い続けたんだ。 藤堂 「アスファルトに寝ころがあって何を思うー!  お前はただ悩んでいるフリをしたいだけなのだろうー!  オー!オー!オー!」 (ウホー!ウホー!ウホー!) 俺は自分の耳を疑った。 というより、疑いたかったんだ。 だってそうじゃないか、完全に今のコーラスの声はゴリラだ。 逆に、これでもし後ろにゴリラじゃなくて普通に猪熊さんがいたとしたらそれはそれで問題だ。 なんでライブ中にゴリラの声真似しているんだということになる。キャラ作りか。だとしたらちょっと考えが前衛的すぎだ。 いや違う、これもさっきと同様ボルテージが上がっている事や酸欠状態である事が俺の耳に影響しているはずだ。 あと、多分、俺は自分でも気付かないうちにドラッグに手を出してしまったのであろう。 セックス・ドラッグ・ロックンロールというくらいである。 ロックをやっている俺なら知らないうちにドラッグに手を出していてもなんらおかしくはない。 いや、困ったもんだ、俺はロックをやっているがために知らぬ間にドラッグに手を出してしまい、今こうしてゴリラの声の幻聴を聞いてしまっている。 まぁ、仕方がない何故なら俺はロックンローラーなんだから。 なんならセックスも知らないうちにやったんだろう。多分そういうことなんだ。 俺はそう必死で自分に言い聞かせ、歌い続けたんだ。 藤堂 「暗い校舎で暴れようー!そう呟いたー!(ウホー!)  けれど体は動かなくてー!思っただけでやめたんだー!(ウッホホー!)  俺は嘘つ(ウホウホウッホ!)  ・・・うるせぇ!猪熊!普通にコーラスしろやー!!」 はっ!?しまった!俺はついに我慢できずにゴリラキャラを確立するという前衛的すぎる事にチャレンジしていた4つも年上の猪熊さんを猪熊と呼んでしまった! 猪熊さんは超体育会系なので上下関係には厳しいんだ。確実にぶっ飛ばされると思った俺はとっさに猪熊さんの方へ振り返った。 藤堂 「ご、ごめんなさい!猪熊さん!そのなんて言うんだろう!ライブ中はそのキャラ作りはやめて欲しいなって思っただけなん・・  って、えぇ!?本当にゴリラじゃねぇか!」 ゴリラのそばでは猪熊さんが泡を吹いてぶっ倒れていた。 俺は猪熊さんを助けようと近づいた。 その間もゴリラはドラムを叩き続けていた。 そのゴリラの叩くドラムの音は力強く、ゴリラの刻むビートは猪熊さんを助けに行こうとした俺や他のメンバーそして観客全員の体を揺さぶった。 俺は猪熊さんをどころではなくなり、歌った、いや、ゴリラのビートに歌わされたんだ。 観客は熱狂し、踊った、踊り狂わされた。 俺の名は藤堂、インディーズバンド「発展途上ズ」のボーカル&ギターだ。 メンバーは他に三人。 ギターの高崎、ベースの堂島、ドラムのゴリラさん。来春メジャーデビューが決まった。 猪熊 「僕は実家の農家を継ごうと思います。」

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瑠璃色オーシャン コント/道場破り 人T:57、58、59、60・・・ 人U:ん?何してんのかな?まぁいいや。たのもー! 人T:開いてますよ〜。 人U:失礼します!    (カラン コロン カラン) 人U:ん?まぁいいや。 人T:997、998、999、1000!よし、腕立て1000回終わり! 人U:さっき60回じゃありませんでしたか? 人T:何を言ってるんだ君は。 人U:聞こえてましたよ。 人T:そ、空耳だよ、空耳。「♪空耳アワ〜」だよ。うん。 人U:そういうことにしておきます。 人T:今日はなぜここに? 人U:実は、道場破りに来ました! 人T:そうか・・・。では、存分に破りなさい。 人U:はい? 人T:ただし、ちゃんと貼り直してもらうよ。 人U:・・・壁紙は破りませんよ。 人T:そうか・・・。では、何紙だ? 人U:紙じゃないです。 人T:分かっておる。 人U:面倒くさいですね。 人T:では、始めようではないか。ここの道場主「石鋏 紙」が受けてたとう。 人U:作ったような名前ですね。 人T:改名した。 人U:やっぱり。・・・では、私から行きます!    グーチョキパーで、グーチョキパーで、    何作ろう、何作ろう。    右手がチョキで、左手がグーで、    カ・タ・ツ・ム・リ〜 人T:おー。中々やるではないか。    次は、ワシの番だ。    グーチョキパーで、何作ろう。    右手がグーで、左手がパーで、    ヘ・リ・コ・プ・タ〜 人U:くっ、さすが道場主、実力はあるな。    よし、こっちだって!    左手がパーで、左手もパーで、    お・す・も・う・さーん 人T:(なに!ここで、「お相撲さん」を使ってくるとは・・・。落ち着け、私。・・・よし!)    右手がパーで、左手もパーで・・・・・・あっ! 人U:(よし!その組み合わせは、「お相撲さん」しかなかったはずだ。これで、勝った!) 人T:(しまった!やってしまった。むぅ、しょうがない、開発途中だが、あの技を使うしかない。)    右手がパーで、左手もパーで・・・手〜。    (どうだ、効いてくれたか。) 人U:ぐおっ、なんて強さだ!    この状況で新しい技を出すとは! 人T:(やったー!YES!ナイス!よし、     相手がひるんだ隙に連続技で一気に決めてやる)    右手がパーで、左手もパーで、    (ヒゲダンスを踊りながら) 人T:♪テテテテ テーテーテ テーテーテ 手〜。    (よし、決まった!) 人U:・・・・・・・・・・・。 人T:ん?どうした? 人U:あの〜、伝わりづらかったんですけど・・・。 人T:え?うそだろ?ちゃんと、ヒゲダンスのリズムで、    「テ」を言って、最後のとどめとして、    さっきの「・・・手〜。」を使ったのに? 人U:はい。ちゃんと、ヒゲダンスのリズムで、    「テ」を言って、最後のとどめとして、    さっきの「・・・手〜。」を使ったのにです。 人T:・・・私の負けだ。存分に壁紙を破りなさい。 人U:だから破らないですよ。 人T:じゃあ、何紙だ。 人U:紙じゃねーよ!あぁ、もう怒った。    本当に破ってやる! 人T:おい、そこは、破るのではない! 人U:(バリバリバリ・・・)わっ!!誰かいる! 人T:近所の田所さんだ。 人U:誰だ。

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コンプレックス大通り 不器用な男をもっと不器用な男が書く話 (とある公園にて) 石山 「(タバコを吸いながら)」あ〜、仕事つらいなぁ。辞めちゃおうかなぁ」 ホームレス風の男 「(そっと石山に近づき、後ろのポケットにある財布をすろうとする)」 石山 「(それに気がつく)ちょ、ちょっと何をしているんですか!     僕の財布を盗ろうとしないでください!」 ホームレス風の男 「違う!俺はスリなんかじゃない!           これは反乱だ!俺の欲望の反乱なんだ!」 石山 「無茶苦茶な事を言い出したよ!     あれ?でもこの人どこかで会ったことあるな…。 真田君?真田君じゃない?」     ホームレス風の男(真田) 「俺の名前を呼んだな。     はい、名称使用料として100万円をあなたに請求します。」 石山 「恐ろしいまでの架空請求!高校の時に一緒のクラスだった石山だよ!     久しぶりなぁ〜。立ち話もなんだから、そこのベンチにでも座ろうよ。」 真田 「そうだな…昔の話でもするか。あ、ちょっと待て。    (落ちてあるシケモクを拾い小躍り)タバコゲット!タバコゲット!タバコゲット!    (ベンチに座り)久しぶりだな、10年ぶりくらいか?」 石山 「今の小躍りをしている所は見なかったことにすればいいの?」 真田 「石山、お前は何やっているんだ?そのスーツ姿を見るとやはり     『ザ・経済社会の奴隷』     『ザ・消費文化の言いなり野郎』     『ザ・小さい幸せで大満足の生きる屍』であるサラリーマンか?」 石山 「悪意に満ちた言い方ありがとう。うん、小さい商社で営業をやっているよ。     真田君は何やってるの?そのボロボロの服装を見るとやっぱりホームレス?」   真田 「直球で言うなよ!ホームレスじゃねぇよ!     俺は…雑誌の編集者をやっているよ。」 石山 「雑誌の編集者かぁ!やっぱり真田君はスゴイなぁ!     高校のときから経済とかに詳しかったもんね!日経ビジネスの編集とかかな?     スポーツも万能だったもんね!もしかしてNumberとか?」 真田 「…違う。俺が扱っている雑誌は…これだ!(雑誌を取り出す)」 石山 「あ〜!『敗者復活マガジン』!」 真田 「そんな名前じゃねぇ!ビッグイシューだ!」 石山 「そうかぁ、真田君はやっぱり浮浪者なんだ。」 真田 「断定はよせ!!」 石山 「あ、真田君もお昼ご飯まだでしょ?     そこのコンビニでおにぎりを買ったんだ。良かったら一つあげるよ。」 真田 「言ってるだろ!俺は物乞いじゃねぇんだよ!     人から物とかもらうわないんだよ!!」 石山 「…そうかぁ、じゃあ僕だけで食べようかな。」 真田 「だから…     一度、そのおにぎりを地面に落としてくれないか。」 石山 「えっ?」 真田 「一度地面に落ちたものは、落し物になるから!そうしたら物乞いじゃないから!     なっ!?なっ!?     いいから早く落とせぇ!(おにぎりを叩き落す)」 真田 「タッチダウーン〜!!     (おにぎりを拾って小躍り)おにぎりゲット!おにぎりゲット!おにぎりゲット!     おい、パッケージを開けるなって言ったろ!拾う方の身になれよ!」 石山 「言われてないよ!なんだよ拾う方って!     …真田君、変わっちゃったね。」 真田 「(カッコつけて)這いつくばって、這いつくばって、生きるのも悪くないぜ。」 石山 「(ガムを投げ捨てる)」 真田 「(横っ飛びして)ジャンプ一番〜!!     (ガムを拾って小躍り)ガムゲット!ガムゲット!ガムゲット!     おい、クールミントは止めろよ!あれお腹にたまらないんだよ!」 石山 「(唾を吐き捨てる)」 真田 「(唾をすすって小躍り)唾ゲット!恵みの雨!恵みの雨!     おい、だからクールミントは止めろよ!この味じゃ1時間楽しめないんだよ!」 石山 「ガムも唾も食べちゃダメなんだって!     真田君…本当に変わっちゃったね。」      真田 「(カッコつけて)石山、この世の中には2種類の人間しかいないんだ。分かるか?」 石山 「『勝ち組の人間』と『負け組の人間』かな?」 真田 「違う!『靴を履いている人間』と『炊き出しに並ぶ人間』の2種類だ!!」 石山 「人間そんなカテゴリーで分けてないよ!もう浮浪者目線での発言は止めてよ!     僕の知っている真田君はそんな事を言わなかったよ!!」 真田 「…石山」 石山 「高校の時の真田君はスゴイ輝いてたよ!生徒会長もやってたし、     スポーツも万能で女の子にも人気があったし、     毎週、僕に読み終わった週刊少年ジャンプをタダでくれたし、     なにより全てに情熱を持って取り組んでいたじゃないか!!     高校卒業する時だって、田舎だからみんな町工場とかに就職するのに、     『俺は東京に行って日本を変えてやるんだ』とか言って上京したよね。     新幹線を見送る僕に読む前の週刊宝島をくれた真田君は格好よかった!」 真田 「俺の良さは雑誌をあげたところだけなのか?」 石山 「僕は、僕は、そんな真田君に憧れて東京に来たんだ!     頭もあんまり良くないし、人ともちゃんと話せなかったりするけど、     同じ東京のどこかで真田君が頑張っていると思っていたから、     この薄暗い灰色の景色しかない都会で生きていこうと思えたんだよ!     それなのに久しぶりに会ったら、憧れの人がこれかよ!!ふざけるな!!」     真田 「…石山、ゴメンな。俺、忘れていたよ、東京でやろうとしていた夢。     俺の夢…、俺の夢は総理大臣になることだ!!     この日本を変えるために、俺は総理大臣になるんだ〜!!」 石山 「その安直な発想こそ、昔の真田君だよ!!     昔の輝いていた頃の真田君が帰ってきた〜!!     バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」 真田 「否、俺には総理大臣さえ手緩い!     俺は、俺は、俺は国連になるんだ〜!!」 石山 「もう意味が分からないけどバンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」 真田 「(敬礼して)10年間の充電を経て、『ドリーム真田号』発車します!!     (汽車のポーズで)ガタン・ガタン・シュ・シュ・シュシュポ〜!!       はい、はい、餞別はまだ間に合うよ〜!まだ餞別は間に合うよ〜!」 石山 「こ、これ、僕のボーナスの20万円!     少ないと思うけど足しにしてよ!!頑張れ『ドリーム真田号』!!」 真田 「シュシュシュシュポー!!!(そのまま走り去る)」 石山 「今度は絶対に止まるなよ〜!僕らの夢を乗せて走るんだ『ドリーム真田号』!     その希望の超特急が向かう先は、やっぱり国連本部があるニューヨークだよね〜!?」 真田 「否、このまま吉原のソープランドへ。」 石山 「そこはトルコ!!」

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霊験 患者「この病院でいいや」 看護婦「次の方、どうぞー。」 患者「ゴホゴホ、失礼します・・・どうも風邪引いちゃったみたいで・・・。」 医者「マオ ソルガオーレ、ビオエッハ!」 患者「・・・は?」 医者「あ、ゴルドジャ人の方ではなかったのですね。大変失礼しました。」 患者「初めて言われました。私、見た目完璧に日本人ですけど・・・ケホケホ。」 医者「いやね、たまにいらっしゃるんですよ、ここらへん外国の人が結構住んでいますからね。   それで私もゴルドジャ語を勉強してまして、まず今の言葉がわからなかった人は   『あぁ、この人はゴルドジャ人ではないな』と わかるわけですよ。」 患者「何でそんなマニアックな消去法なんですか!   じゃあ今のはゴルドジャ語の挨拶なんですね。『こんにちは』みたいな。」 医者「いえ、今のは『ねぇ、おじさんはタバコの煙で輪っか作れる?』です。」 患者「一見の患者さん相手の第一声がたまに会う親戚風でいいのかよ!」 医者「それでは、今日はどのような芸術的カルテを書かしてくれるんですか?   見たところあなた、私が表の看板に書いておいた   『モダーン芸術家、特に大歓迎』を完璧に無視して来たみたいですが。」 患者「当たり前だろ!何なんだ、あの縛りすぎてるターゲットは!芸術的カルテってどういうのだよ!」 医者「患者 耳などから数ヘクタール単位で出血 まるで現代アートのようだ・・・みたいな。」 患者「そんな冷静な感想述べてる場合じゃねぇだろ!信じられない量の出血じゃねぇか!」 医者「さながらロシア風、15世紀時代の風景画伯メンデルスゾーンを彷彿とさせる・・・とかね。」 患者「メンデルスゾーンは音楽家だし19世紀だしドイツだよ!せめて一箇所でも正解しろ!・・・ゴホゴホ!」 医者「・・・むっ、その咳。・・・なるほどね。」 患者「えっ、今の咳だけでわかっちゃうんですか?」 医者「わかりますよ、私は医者ですからね。    ふむ・・・あなたはどうやら『マオソルガオーレビオエッハ』のようだ。」 患者「それさっきのタバコの煙で輪っかがどうこうの一文じゃねぇか!」 医者「あ、あなたさっきからやけに突っかかってきますけどね、   勘違いされないように言っておきますがゴルドジャ語なんて存在しませんからね?」 患者「じゃあ序盤のやりとりは何だったんだよ!」 医者「まあ、いいでしょう。では診察しますからおなか出してください。   あ、できれば世間一般で言うところの『おなか』でよろしく。」 患者「別に俺流の『おなか』の定義なんか持ってねぇよ!」 医者「ちょっと!静かにしてくださいよ!今あなたのおなかにメガホン当てて音を聞いてますから。」 患者「なんで首に聴診器かかってんのにメガホンなんだよ!」 医者「はい、それじゃ口あけてくださいねー・・・あー、ちょっと炎症おこしてますねー。」 患者「あー、そうですかぁー。」 医者「はい、もうちょっと口そのままにしててくださいねー・・・あ、ども、お久しぶりです。」 患者「待てよ!俺の喉の奥に誰がいるんだよ!」 医者「え、あぁ、その・・・なんだ、ホラ。のどピーがですね、炎症付近の、のどピーが・・・」 患者「何に警戒してんだよ!のどちんこは表現上わりと大丈夫だよ!   それより何で俺ののどちんこと旧知の仲なんだよ!」 医者「うん、風邪のひきはじめですねー。どうします?薬でも治りますけど、   早く治したいなら注射にしますか?」 患者「・・・そうですね、今の時期に風邪ひくのも困るので、注射でお願いします。」 医者「やった!じゃ、じゃあホラみみみみみみみ右腕出して早く!」 患者「何で突然興奮状態になるんだよ!『やった』っていうのは何だ!」 医者「だだっ、大丈夫です。看護婦さーん、注射準備してくださーい。」 患者「はぁ・・・なんか色々不安になる感じだけど、何とかなりそうだな・・・。」 医者「あ、いや、そっちは渋谷の裏路地で買ったヤツだから、それは今は使わないように。」 患者「医療現場に混在しちゃいけない注射が混ざってるじゃねぇか!『今は』とか言うな!」 医者「はっはっは、大丈夫ですよ〜。すぐに良くなりますからね、二つの意味で。」 患者「止まれコラ近づくな!!あの!やっぱ薬にしてください!」 医者「そうですか?わかりました、こっちもよくキく薬ですからね。    不思議と色んな悩みとか忘れてどうでもよくなる気な感じ。」 患者「そっちも危険な感じなのかよ!いい加減にしてください!こんな診察受けられるか!」 医者「・・・!ちょ、ちょっと待って君!(がしっ)」 患者「えっ・・・!」 看護婦「いけませんわ先生、まだ患者さんが・・・」 患者「俺を引き止めたんじゃねぇのかよ!もういいわ!」 医者「あ、次回は来週のこの時間にまた来てくださいねー。」 患者「来るかーっ!!」

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猫背ファンタジスタ 美術の才能にさようなら A:どうしよう…美術の時間に星のカービィ書いたら『こんな独創的な作品は見たことない!君には絵画のセンスがある!』とか言って美術展に誘われちゃったよ…   母さんは大喜びだったけど… いや、今改めて思い出すとあれは大爆笑だったぜ、あのクソ婆… B:やぁ、遅くなってすまなかったね。 A:あ、先生!おはようございます。 B:そんな堅くならなくていいんだよ。僕が君の美術センスに対して先生と呼びたいくらいなんだから。ガッハッハッハッ! A:そんなそんな、ガッハッハッハッ!このテンションで大丈夫かよ俺! B:それではさっそく会場に入ろう。 A:(くそ、こうなったら先生の様子から正解のリアクションを見い出して適当に相づち打つしかないぜ!) B:君、このチケット見たまえ。 A:でた!美術展のチケットにありがちな「絵画作品が印刷されたチケット」やでぇ! B:あ、あぁ… A:(ドン引きじゃねぇか!さっきの瞬間の俺は何を考えてんだよ!?   どう考えても美術展のチケットあるあるを発表したかったわけじゃねぇよ。  くそ、なんとかして美術キャラを取り戻すしかないぜ…)  んんー!ゴホンゴホン、ピカソ、ゴホン…  (か、完璧!お帰り美術キャラ!さよなら空気読めないちゃん! ピカソの挟み方がさりげなさすぎる自分の才能に脱帽!  この調子でバンバン空気を読んでいくぜ。) B:お、見たまえ!このピカソの作品は非常に面白いね。 A:ギャハハハハ!ホント、何この色!?どこにこんな発想できるやついてんの!? ウヒャヒャヒャヒャ! B:いや、君、私はね… A:ヒーッヒッヒッ、腹いたい!腹いたい!殺されるー!ピカソの作品に殺されるー! B:私はこれは「美術的な面から見て興味深い」という意味で言ったんだが… A:す、すみません  (ガビーン!また空気読み違えたー!いや、でも今回ばかりは先生がややこしい言葉を使ったのが悪い…) B:君、とりあえずこのビニール袋を使いなさい。一度おちついた方がいい。 A:(…このタイミングにビニール袋…?    これまでの経験上ツッコミ待ちでないのは明らか…と言うことは…)   オェェェェェ!ゲロゲロゲロー! B:き、君!?大丈夫かね!? A:(ふふ、空気を読むためにアドリブでゲロ吐ける人間がいるとは思わんだろう。しかもこの量!勝った!人生に!) B:体調が悪かったのだね…苦しそうに「ヒーヒー」言うから過呼吸かと思ったのだが。 A:(バッテンチョイス!そうだよね、そりゃビニール袋と言えばまずは過呼吸だよね。    とりあえず食わなかっただけ良しとしておこうか。じゃないとあの嘔吐物を正当化できない。) B:このダヴィンチの作品も興味深いね! A:はい   (…しまった!「興味深い」に対するリアクション用意してなかった!    会話とかなくなって気まずい雰囲気!    こんな初歩的なミスをしてしまうなんて…えぇい、どうにでもなれよ!)   ひゃっほーい! B:あ…あぁ… A:(へへっ、クリリンみたいにびびってやがるぜ!完全に空気読めないちゃん!俺アウトー!さよならマイ美術キャラ!) B:ひ、ひーやっほーい! A:(な、なんかのってきたー!でも、でも、こうなったら俺様のフィールドだぜ!)   何この額縁!センスありすぎだろ!ヒビ入れ! B:ってか登場人物ことごとく顔色悪いな! A:それそれ!あとこの下っ腹!俺の腹の皮よじれるわ! B:しかもなんで全裸!?露出狂しかいないのかなー!?どういう時代背景だよ! A:(先生もなかなか言葉巧みにやりやがるぜ!でも俺には先ほどの必殺の鉄板がある!) 何この色っ!? B:ぐへへへー!色はさっき私がツッコみましたー! A:先生意外と手強っ!俺が出すの読んでたとしか思えん! B:ひゃはー!どうした!?貴様の力はこんなものか!?ひゃはー! A:くそー、なんだよこのテンション!ここまで来られると逆に俺がドン引きだよ! B:所詮貴様もそれまでの男だったか。 家でカフェオレでも飲みながら「チャン・ドンゴンのイニシャルはCD」とか言ってろ!ぶっひゃひゃひゃひゃ! A:くそー!ムカつくー!なんだよこのハゲ! B:こらこら、教師に対してハゲとはなんだね。 A:ここで教師風ふかしやがるのかよ! B:とりあえず今日は楽しかったから君の美術の成績は5をつけておくことにするよ。 A:ぶひゃー!何コイツ!もう教員免許剥奪されろ! B:ご、ごめん・・・ A:う、うん・・・

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痛快!巣鴨walkers バイタルサイン 岩本「どーも。よろしくお願いしまーす!まぁ、まずは自己紹介をね。僕が突っ込みの岩本で、こっちがボケの飯・・・」 飯泉「・・・・はい。・・はい。ええ、一応確認しておきます。・・・はい。お願いします。」 岩本「おまっ!漫才中に電話すんなよ!」 飯泉「めんごめんご♪」 岩本「まったく。・・・で、まぁ情報がアナログからデジタル化に進んでいるわけなんだけどもね。やっぱり問題は多くあるなぁ、と思うんですよ。」   飯泉「ほぅ。例えば?」 岩本「CDや動画をコピーして売るという、まぁ「海賊版商品」と呼ばれるものが多く出回っているみたいで。」 飯泉「そんなネタ見たことないなぁ。おいしいのかい?」 岩本「回転寿司じゃねえよ!巷に出回っているの!・・・でね、やっぱりこういう物売ってる悪い人たちをギャフンと言わせたいって思うわけですよ」 飯泉「結局何が言いたい訳さ?」 岩本「僕が警察官になって、売人を逮捕したいなぁ、なんて」 飯泉「なんだよ。だったらそう早く言ってくれよバカ。死ね!」 岩本「・・・」 ・・・・・・・・・・・ 飯泉「お前、海賊版DVDの売人だな!!逮捕する!」 岩本「ちぃ、バレたかっ!・・・って違ぇよ!これじゃ逆じゃないか。俺がお前を逮捕すんの」 飯泉「おいおい、普段のプレイとは違うな。いつもなら俺が虐めてやるのに・・・。でも、少し嬉しいよ(ポッ//)」 岩本「キモイよ!そんな関係じゃないだろ。ボケと突っ込み!」 ・・・・・・・・・・・ 岩本「お前そこで何をしている!!」 飯泉「はぁ?違法DVD売ってんだよ。見てわかんねえのか?お前、人に聞かないとわかんないなんて・・・・クズだな!」 岩本「何でそんなに態度でかいんだよ!誤魔化して!」 ・・・・・・・・・・・ 岩本「何をしている!」 飯泉「あ、ここにたくさん円盤が落ちてたんでね。これで宇宙に帰れるかなぁ、と思いまして。あ、何か書いてますね。 パイレーツ・・・オブ・カリビアン・・・。あらら、これじゃカリブの海に行っちゃいそうですね。はっはっは!」 岩本「はっはっは!じゃないよ。しかも何で宇宙人なんだよ!もう一回!」 ・・・・・・・・・・・・ 岩本「何をしている!」 飯泉「・・・すいません。海賊版のを・・・売ってました。」 岩本「最近違法DVDを売っているやつがいるという情報があったが、お前だな」 飯泉「すいません。すいま・・・っぐす。ぐす。シクシク・・・オェッホ!エッ!オェェェェ!!ゲボボボボボボボーボボ!!」 岩本「そこまで激しく泣くなよ!しかも密かにボーボボとか言ってんじゃねえよ! ・・・・じゃあ、場面が変わってお前が捕まって俺が取調べをする場面からね」 飯泉「OK!」 岩本「元気だね・・・」 ・・・・・・・・・ 岩本「で、何でこんなことしてたんだ?」 飯泉「・・・最初は友人との間だけだったんですけど、もっと金が欲しくなって知らない人にも売るようになりました。」 岩本「そうか・・・。お前、家族はいるか?」 飯泉「去年父が亡くなって、今は母しかいません」 岩本「お前が犯罪を犯したなんて知ったら、お袋さん悲しむぞ」 飯泉「えっ、でも母さん応援してくれましたよ。『お前なら海賊王になれる』って」 岩本「お前のお袋はアホかっ!海賊王の意味が違うよ!」 飯泉「ちなみに父は海賊王でした。えっへん!」 岩本「威張るな!お前の親父も売人だったんかい!」 飯泉「ところでカツ丼はまだか?サンジ」 岩本「誰がサンジだ!!」 ゾロ「早くしろよ!」 岩本「どっから湧いて出てきた!!」 岩本「ったく。全然ダメダメだよ!せっかく英雄を気取ってみたかったのに・・」 飯泉「でも君、前に一度コピーしたDVDを友達に売ってなかった?」 岩本「・・・まぁね。てへっ♪どうも、ありがとうござ・・・」 (ウーウーウーウーウーウーウー バタンッ ダッダッダッダッダ) 岩本「なんだなんだ!?」 警察「すいません。ここに犯罪者がいるという通報があったのですが・・・。」 飯泉「こいつです。」  岩本「!?」

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